コース紹介

2025年度 ベーシックコース
(クラウンブリッジ・咬合)

目的

補綴治療を成功に導く条件として、顎口腔領域の形態と機能の力学的調和、つまりは咬合の調和を満たす必要があると考えます。
当コースでは、前半に世界標準な咬合理論について、その理論的背景と臨床的意義を中心に解説します。補綴・咬合学のいわゆる”基本的知識”、”原理原則”を理解し、補綴治療のための診断、意思決定に役立てることを目標としております。
また、後半には、その判断を実際に施すための技術として、治療精度向上のための訓練を主眼におき、講義、実習を行ってまいります。
より実践的でバランスの取れたカリキュラム編成により、クラウンブリッジの基本的な臨床力の向上を目指すコースです。

カリキュラム内容とスケジュール

日程 場所 講義 実習
第1回 2025年7月5,6日 中目黒・代官山(東京) グローバル・スタンダード咬合学総論①
Review of Occlusion
咬合の分類
補綴治療における咬合診断
Biological Occlusion
第2回 2025年8月2,3日 中目黒・代官山(東京) グローバル・スタンダード咬合学総論②
Transverse Hinge Axisの意義
Face-bowの臨床
Anterior Guidance とPosterior Guidance
顎運動装置(アキシスパス・レコーダー)
マウント
Face-bow
咬合器の取り扱い
クイックアナライザー
第3回 2025年9月6,7日 中目黒・代官山(東京) グローバル・スタンダード咬合各論 ①
Modern concepts of occlusion
咬合面形態
アンテリアガイダンス
下顎位 咬頭嵌合位と中心位
CRテスト
中心位
第4回 2025年10月4,5日 中目黒・代官山(東京) グローバル・スタンダード咬合学各論②
下顎位 中心位
咬合高径
咬合平面・咬合彎曲
中心位
API
アンテリアストップ
CRテスト
第5回 2025年11月22,23日 大井町(東京) Scientific Tooth Preparation①
理想的歯冠形成(生物的条件、機械的条件、審美的条件)
Gold restorations (Full Venner Crown、Inlay, Onlay)
Porcelain fused metal crowns
All ceramic crown
形成
第6回 2025年12月20,21日 大井町(東京) Scientific tooth Preparation②
理想的歯冠形成(生物的条件、機械的条件、審美的条件)
Gold restorations (Full Venner Crown、Inlay, Onlay)
Porcelain fused metal crowns
All ceramic crown
形成
第7回 2026年1月17,18日 大井町(東京) Making impression(精密印象採得法)
弾性印象材特性とその臨床法
歯肉圧排
プロビジョナルレストレーション
印象とプロビジョナル
第8回 2026年2月14,15日 大井町(東京) 補綴治療のQuality Control
補綴物の適合、内面調整、咬合調整
クラウンカントゥア/ポンティックデザイン
セメンテーション
補綴治療上のマイクロスコープの意義
内面調整
咬合調整
第9回 2026年3月14,15日 大井町(東京) Orofacial Pain/顎関節症と補綴治療
Orofacial Pain (口腔顔面痛)総論
顎関節症の病因、評価、患者管理
顎関節症と補綴治療の臨床
スプリント
第10回 2026年4月11,12日 大井町(東京) 総合治療
失活歯のマネージメント
Occlusal Equilibration(咬合調整)
補綴的難症例
補綴治療におけるEBM

※場所などの詳細は、参加申込者にメールや会員ページでお知らせします。

過去の開催の様子

スタッフ紹介

申し込みについて

参加費

132万円(税込)
お申し込み時に前金として33万円(税込)、その後、各回ごとに9.9万円(税込)を計10回お支払いいただきます。
基本はクレジットカード決済となりますが、銀行口座振込も対応します。

※含まれているもの:全10回のコース受講、講義マニュアル、昼食、実習材料
※含まれていないもの:懇親会参加費、各回の実習に使用する器具(半調整性咬合器、フェイスボウ一式、診査基本
セット一式、咬合紙ホルダー、ワックススパチュラ、金冠バサミなど ※詳細は第1回に説明予定)

受講定員

10名(先着順、最少開講人数6名)

申し込み方法

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